格安の東京旅行を実現させるには?

東京は京都と並ぶ日本の人気観光地で、近代的な場所から歴史を感じさせる場所まで幅広い有名スポットがあるため国内客・海外客両方から人気があります。そんな人気観光地・東京に国内からできるだけ安く旅行に行きたい場合はどうしたらよいのでしょうか?また、一番コストが安く済む方法をとると総額はいくらくらいになるのでしょうか?

京都と共に国内外からたくさんの観光客がやって来る

東京とはパリ・ニューヨークなどと共に世界5大都市の一つにも数えられている東洋を代表する大都市です。歴史の浅い地域とは違って江戸時代から400年以上繁栄し続けてきた地域で、都内には数えきれないほどたくさんのスポットが沢山存在します。

傾向に関して言うと、国内旅行客からの人気が高いのは東京の近代的なスポットで、外国人観光客からの人気が高いのは東京のレトロなスポットです。

国内観光客に人気のスポット

まず国内観光客に人気のスポットを挙げると、原宿・渋谷・またはお台場といった場所が人気です。特に原宿の竹下通りは現地の人より地方からの観光客のほうが多いような日もある事で有名で、年間を通じて買い物客で賑わいます。

同様に流行の発信地として知られる渋谷も地方から来る人達に人気で、特に若い女性層にとって「渋谷109」は憧れの場所であり続けています。お台場も1990年代半ばにゆりかもめが開業して以降の人気が高く、フジテレビの球体展望室・パレットタウンの観覧車・海浜公園などが大人気です。

その他、東京とは高視聴率ドラマのロケ地がたくさんある場所としても知られ、新旧の有名ドラマロケ地巡りを楽しむ人も大勢います。

海外の人達に特に人気の場所

東洋人達が西洋的な文化・建造物に憧れるように、西洋人達は自分達の住んでいる地域とは対照的な東洋的文化・建造的等に強い憧れを抱く事で知られます。そんな中、東京の中でも際立って江戸情緒を感じさせる浅草の外国人観光客からの人気はすごく、近年の日本観光ブームの中で浅草の人気は沸騰中です。

中でも、仲見世通りや隣の道を歩いているとSAMURAIが存在していた日本の江戸時代にタイムスリップしたような気分になれると評判で、外国人達から高い評価を受けています。また、日本史に興味がある外国人からは江戸城の人気が高く、天守閣はありませんが皇居の外から感じられる江戸時代の面影を楽しみに来る人も増加中です。

国内客・海外客にも人気のスポット

国内旅行客・外国人旅行客両方から人気の高い観光地も存在し、それが東京タワー・東京スカイツリーという2つのタワー施設です。両方とも上のほうに展望台があり、そこからは東京全体を見渡す事ができ、空気の綺麗な時期は世界的に有名な富士山が見える事も人気の秘訣となっています。

その他、まだまだ挙げきれないほどの人気スポットが存在する東京は観光客数日本一を誇ります。

一番安い旅行手段とは?

そんな東京に一番安く旅行に行くにはどうしたらいいかというと、高速バス(夜行バス)を利用するという形です。この場合は、交通費が際立って安く4列式のグレードの低いバスで良いなら大阪や名古屋からなんと片道2000円以内で都心までやってくることができます。

北日本各地からも2000円から3000円、中国地方からでも片道3000円から5000円で、福岡からの直通バスでも片道1万円かかりません。宿泊施設は一切利用せず行きも帰りもバスに宿泊する際は、かなり安価で東京格安旅行を実現させる事も可能です。

合わせて読む:東京旅行を計画するときに知っておきたい5つのポイント

バス宿泊は嫌な場合は?

高速バス(夜行バス)では寝られそうにない場合は宿泊施設を利用する必要が出てきますが、東京の宿泊施設は全国的に見てかなり割高です。しかし東京の各駅付近に存在するネットカフェのナイトパックを利用すると1泊1500円前後で店に宿泊できます。

シャワー付きの店を選べば銭湯(スーパー銭湯)に行く必要もありません。ネットカフェに泊まるのが嫌だという場合は、カプセルホテルがすぐ思いつくところですが、東京のカプセルホテルは基本的に1泊3000円以上かかります。

一方、インターネットなどでよく調べて見ると、2000円以内で泊まれる格安ビジネス系ホテルもあるため、建物が古くていいならそういった場所を利用するのもおすすめです。

食費を削るには?

続いて、格安で東京に旅行に行きたいとなると、ある程度食費を削る必要も出てきます。安くたくさんのカロリーを摂取するにはどうしたらいいかというと、やはり一番良いのは閉店間際のスーパーに足を運び、最大限値引きされた弁当や総菜を買うという形です。

暖かい弁当がいい場合は、弁当店でのり弁当など300円程度で買えるものを注文するのもおすすめです。その他、東京の学生街にはお金がない学生に良心的な店も存在し、主に学生をターゲットにしている店にて安くて美味しい大盛りメニューを注文するのも良いでしょう。

色々なコストを抑えるといくらくらいで格安東京旅行が実現するか?

例として、夜行バスの片道料金が2000円弱で済む名古屋や大阪から東京に旅行に行く場合のコスト情報です。まず往復の交通費として3500円から4000円ほどかかりますが、バスに宿泊する際は宿泊コストがかかりませんので、あとは食費と行楽費という事になります。

朝に東京に着いてその日の夕方には帰りのバスに乗る弾丸旅行であれば現地での食事は1食で済みます。昼の食事は弁当店の安い弁当で済ませ、観光に関しては無料で廻れる場所に限定すれば、新宿駅や東京駅でバスを降りてからの行楽費がかかりません。

つまり、往復の交通費と1食分の食費を合わせても4000円前後で東京へ旅行に行けてしまいます。さらに日持ちする食べ物を持参すれば食費を0円にする事も可能で、さらに安い旅行が実現します。

続いて、朝に夜行バスで東京に着いて、その日はネットカフェに泊まるとなると1500円程度の宿泊コストが発生します。

滞在中には5食前後の食事も必要になりますが、前述通り・スーパーの値引き弁当を食べるなど工夫すれば食費を1500円程度に抑える事も十分可能です。宿泊費・食費を合計3000円ほどに抑えられた場合は、東京に1泊する場合でも7000円前後の総額で済みます。

LCCを利用した日帰り旅行もおすすめ

高速バス(夜行バス)というものは移動コストは圧倒的に安い一方で目的地までの所要時間が長いのが大きな難点です。また、どう頑張っても寝られないという声も聞かれます。そんな中、ある程度移動コストがかかっても良いのであれば、LCCを利用した格安の日帰り旅行もおすすめです。

大阪を例に挙げると、LCCを利用する場合、時期や予約タイミングによっては片道5000円・往復1万円で済み、関西国際空港から成田空港まで1時間半で到着します。そこから特急成田エクスプレスではなく在来線で都心に向かうとなると1時間半前後かかりますが、片道わずか1100円ほどで都心までやってくることができます。

成田発・関西国際空港行きの飛行機は夜まで出ているため、朝に大阪を出発すれば十分日帰りが可能で、手持ち弁当を持っていくなら総額約1.2万円で日帰り旅行が実現します。